データの読み方

薬学部を卒業するのに何年かかる?私立大学別の実態を検証

薬学部受験情報館

薬学部は6年制です。でも、卒業した人がみんな6年で卒業しているわけではありません。

2024年度に私立の薬学部を卒業した人は、対象の55校で8,316人でした。そのうち、卒業までに6年を超えていた人は、約5人に1人です。大学によっては、卒業した人の半分を超えています。

この記事では、薬学部を目指す受験生と保護者のかたに向けて、卒業までにかかった年数を、文部科学省の公表データで、私立大学ごとに見ていきます。卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が高い10校と低い10校は、2019年度に入学した人数と、そのうち6年で卒業した人数も並べて載せています。

この記事の要点

  • 2024年度に私立55校を卒業した8,316人のうち、6年で卒業したのは6,462人でした。卒業した人のうち、6年を超えて卒業した人は、人数で合わせると22.29%(約5人に1人)です
  • 卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合は、大学によって97.18%(北里大学)から42.99%(城西国際大学)まで幅があります。55校の単純平均は74.98%です
  • 卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が90%以上の大学が6校ある一方で、6年を超えて卒業した人が、卒業した人の半分を超える大学が5校ありました
  • この数字の分母は、卒業した人です。途中で退学した人は入らないので、入学した人数やストレート合格率とあわせて見てください
  • 卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が高い大学ほど、ストレート合格率も高い傾向があります(相関係数0.809)。ただし、傾向から外れる大学もあります

目次

  1. 今回の数字|卒業した人を、入学した年度で分ける
  2. この数字の限界|退学した人は入らない
  3. 全体像|卒業した人の約5人に1人は6年を超えていた
  4. 卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が高い私立大学10選
  5. 卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が低い私立大学10選
  6. この数字で、これからの6年が決まるわけではない
  7. 国立・公立の参考値
  8. ストレート合格率との関係
  9. この記事の数字の見方(対象・出典)
  10. よくある疑問
  11. まとめ
  12. 動画でも解説しています

今回の数字|卒業した人を、入学した年度で分ける

この記事で使うのは、2024年度に6年制の薬学部を卒業した人を、入学した年度ごとに分けた表です。文部科学省の「薬学部における修学状況等」という資料に、大学ごとに載っています。

入学した年度が分かれば、卒業までに何年かかったかが分かります。

入学した年度 卒業までにかかった年数
2019年度6年(6年で卒業)
2018年度7年
2017年度8年
その他それ以外(9年以上かかった人と考えられます)

※ 区分は文部科学省の表の見出しどおりです。

薬剤師国家試験は、6年制を卒業するか、卒業する見込みにならないと受けられません。卒業が遅れると、国家試験を受けるのも、そのぶん遅れます。

この記事での呼び方

この記事では、6年より長くかかった人を「留年した人」とは呼ばず、「卒業までに7年かかった人」「6年を超えて卒業した人」と書きます。長くかかった理由には、留年のほか、休学なども含まれます。この表からは、理由までは分かりません。

この数字の限界|退学した人は入らない

これまでの記事で扱った、ストレート合格率や退学率は、入学した人を分母にした数字でした。今回の数字は、分母が卒業した人です。

そのため、途中で退学した人や、まだ在籍している人は、この割合には入りません。退学した人が多くても、残った人が6年で卒業していれば、この割合は高く出ます。

数字 分母 退学した人
ストレート合格率・退学率(これまでの記事)入学した人分母に入る
卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合(この記事)卒業した人入らない

そこで、この記事の大学ごとの表には、2019年度に入学した人数と、そのうち6年で卒業した人数もあわせて載せています。割合だけでなく、人数も並べて見てください。

入学した人のうち、6年制課程を離れた人の割合は、薬学部の退学率ランキングの記事でまとめています。

全体像|卒業した人の約5人に1人は6年を超えていた

対象の私立55校で、2024年度に卒業した人を合わせると、8,316人でした。そのうち、6年で卒業したのは6,462人です。

2024年度に私立の薬学部55校を卒業した8,316人を、卒業までにかかった年数で分けた横向きの積み上げ棒グラフ。6年で卒業6,462人、7年1,201人、8年421人、その他232人。人数で合わせると、卒業した人のうち、6年で卒業した人は77.71%、6年を超えて卒業した人は22.29%
卒業までにかかった年数 人数
6年6,462人
7年1,201人
8年421人
その他232人
計8,316人

人数で合わせると、卒業した人のうち、6年で卒業した人は77.71%、6年を超えて卒業した人は22.29%です。卒業した人の約5人に1人は、卒業までに6年を超えていました。

※ 人数で合わせた割合は、55校の人数を合計して計算した値です(当チャンネルの計算)。

出典:文部科学省「薬学部における修学状況等」令和7年度調査(2026年1月公表)の「2024年度卒業者 入学年度別分布(6年制)」

大学ごとに見ると、幅が大きい

大学ごとに、卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合を並べると、いちばん高い大学は97.18%、いちばん低い大学は42.99%でした。

私立55校で見ると 値
卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合の単純平均74.98%
いちばん高い大学97.18%(北里大学)
いちばん低い大学42.99%(城西国際大学)
卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が90%以上の大学6校
6年を超えて卒業した人が、卒業した人の半分を超える大学5校

※ 単純平均は、1校を1つとして数えた平均です(当チャンネルの計算)。人数で合わせた77.71%とは、計算のしかたが違うため、値も違います。

90%以上の大学が6校ある一方で、6年を超えて卒業した人が、卒業した人の半分を超える大学が5校あります。同じ6年制でも、卒業までにかかった年数は、大学によって大きく違います。

卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が高い私立大学10選

卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合がいちばん高かったのは、北里大学の97.18%でした。2019年度に入学した273人のうち241人が6年で卒業し、2024年度の卒業者は、あわせて248人です。

順位 大学 卒業者のうち6年で卒業 7年 8年 その他 卒業者 6年で卒業した人数 2019年度入学者
1位北里大学97.18%1.21%1.21%0.40%248人241人273人
2位慶應義塾大学94.93%4.35%0.00%0.72%138人131人151人
3位明治薬科大学94.68%4.18%1.14%0.00%263人249人308人
4位星薬科大学92.34%7.30%0.36%0.00%274人253人301人
5位昭和薬科大学90.91%6.22%2.39%0.48%209人190人248人
6位東邦大学90.00%7.73%1.82%0.45%220人198人239人
7位安田女子大学89.74%8.97%1.28%0.00%78人70人84人
8位京都薬科大学89.70%7.58%1.82%0.91%330人296人365人
9位福山大学87.37%11.58%1.05%0.00%95人83人108人
10位武蔵野大学87.30%11.11%0.79%0.79%126人110人140人

※ 順位=私立56校のうち、対象55校の中での順位です。同じ値の大学はありません。

※ 割合(6年・7年・8年・その他)の分母は、2024年度の卒業者です。卒業者には、7年・8年などかかった、ほかの年度に入学した人も入ります。

※ 6年で卒業した人数は、入学年度別分布の「2019年度」欄の人数です。

※ 奥羽大学は、公表データの食い違いにより対象外とし、順位と平均は55校で計算しています(当チャンネルの計算)。

※ 徳島文理大学は、徳島と香川の2つの薬学部を別々に数えています。

※ 姫路獨協大学は2025年度から募集停止のため除いています。医療創生大学は2026年度から募集停止ですが、過去に入学した学生のデータなので含めています。

出典:文部科学省「薬学部における修学状況等」令和7年度調査(2026年1月公表)の「2024年度卒業者 入学年度別分布(6年制)」。6年制課程のみで、編入学者は含みません。

卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が高い私立10校の、卒業までにかかった年数の内訳(6年・7年・8年・その他)を示す100%積み上げ横棒グラフ。1位北里大学97.18%、2位慶應義塾大学94.93%、3位明治薬科大学94.68%、4位星薬科大学92.34%、5位昭和薬科大学90.91%、6位東邦大学90.00%、7位安田女子大学89.74%、8位京都薬科大学89.70%、9位福山大学87.37%、10位武蔵野大学87.30%

上位5校は、次のとおりです。

  • 1位 北里大学(97.18%):入学273人のうち、6年で卒業241人。卒業者248人
  • 2位 慶應義塾大学(94.93%):入学151人のうち、6年で卒業131人。卒業者138人
  • 3位 明治薬科大学(94.68%):入学308人のうち、6年で卒業249人。卒業者263人
  • 4位 星薬科大学(92.34%):入学301人のうち、6年で卒業253人。卒業者274人
  • 5位 昭和薬科大学(90.91%):入学248人のうち、6年で卒業190人。卒業者209人

6位の東邦大学(90.00%)までが、卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が90%以上の6校です。

上位10校でも、6年を超えて卒業した人は、どの大学にもいます。卒業した人のうち、7年かかった人の割合が10%を超える大学も、上位10校の中にあります(福山大学11.58%・武蔵野大学11.11%)。

卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が低い私立大学10選

卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が低いほうの10校は、次のとおりです。いちばん低かったのは、城西国際大学の42.99%でした。

順位 大学 卒業者のうち6年で卒業 7年 8年 その他 卒業者 6年で卒業した人数 2019年度入学者
46位九州医療科学大学61.43%15.71%4.29%18.57%70人43人90人
47位千葉科学大学58.62%24.14%6.90%10.34%29人17人61人
48位城西大学56.65%24.86%9.83%8.67%173人98人227人
49位大阪大谷大学52.58%23.71%19.59%4.12%97人51人134人
50位医療創生大学50.00%29.17%10.42%10.42%48人24人57人
51位横浜薬科大学49.29%35.00%6.79%8.93%280人138人366人
52位兵庫医科大学49.14%31.90%16.38%2.59%116人57人152人
53位第一薬科大学46.15%34.62%9.62%9.62%104人48人147人
54位岩手医科大学45.10%35.29%13.73%5.88%51人23人48人
55位城西国際大学42.99%38.32%11.21%7.48%107人46人101人

※ 順位=私立56校のうち、対象55校の中での順位です。同じ値の大学はありません。

※ 割合(6年・7年・8年・その他)の分母は、2024年度の卒業者です。卒業者には、7年・8年などかかった、ほかの年度に入学した人も入ります。

※ 6年で卒業した人数は、入学年度別分布の「2019年度」欄の人数です。

※ 奥羽大学は、公表データの食い違いにより対象外とし、順位と平均は55校で計算しています(当チャンネルの計算)。

※ 徳島文理大学は、徳島と香川の2つの薬学部を別々に数えています。

※ 姫路獨協大学は2025年度から募集停止のため除いています。医療創生大学は2026年度から募集停止ですが、過去に入学した学生のデータなので含めています。

※ 城西国際大学は2027年度から薬学部の学生募集を停止する予定ですが、過去に入学した学生のデータなので含めています。

出典:文部科学省「薬学部における修学状況等」令和7年度調査(2026年1月公表)の「2024年度卒業者 入学年度別分布(6年制)」。6年制課程のみで、編入学者は含みません。

卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が低い私立10校の、卒業までにかかった年数の内訳(6年・7年・8年・その他)を示す100%積み上げ横棒グラフ。46位九州医療科学大学61.43%、47位千葉科学大学58.62%、48位城西大学56.65%、49位大阪大谷大学52.58%、50位医療創生大学50.00%、51位横浜薬科大学49.29%、52位兵庫医科大学49.14%、53位第一薬科大学46.15%、54位岩手医科大学45.10%、55位城西国際大学42.99%

46位から50位は、九州医療科学大学(61.43%)、千葉科学大学(58.62%)、城西大学(56.65%)、大阪大谷大学(52.58%)、医療創生大学(50.00%)です。医療創生大学は、卒業した48人のちょうど半分の24人が、6年で卒業しています。

51位から55位の5校は、6年を超えて卒業した人が、卒業した人の半分を超えています。

  • 51位 横浜薬科大学(49.29%):入学366人のうち、6年で卒業138人。卒業者280人
  • 52位 兵庫医科大学(49.14%):入学152人のうち、6年で卒業57人。卒業者116人
  • 53位 第一薬科大学(46.15%):入学147人のうち、6年で卒業48人。卒業者104人
  • 54位 岩手医科大学(45.10%):入学48人のうち、6年で卒業23人。卒業者51人
  • 55位 城西国際大学(42.99%):入学101人のうち、6年で卒業46人。卒業者107人

岩手医科大学と城西国際大学は、卒業者の数が、2019年度に入学した人数より多くなっています。卒業者には、7年や8年かかった人など、ほかの年度に入学した人も入るためです。

この数字で、これからの6年が決まるわけではない

ここまで、低いほうの大学も、名前と数字で見てきました。

これは、2024年度に卒業した人の結果で、これから入学する人が、何年で卒業するかを決めるものではありません。上位の大学にも、6年を超えて卒業した人はいます。いちばん低い大学でも、卒業した人の4割を超える人が、6年で卒業しています。

6年で卒業するために、いちばん大切なのは、入学してからの、毎日の学習の積み重ねだと、薬学部受験情報館は考えています。

国立・公立の参考値

参考として、国公立も見ておきます。国立14校では、卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合の単純平均は93.93%でした。

国立・公立 卒業者のうち6年で卒業
国立14校の単純平均93.93%
岐阜薬科大学(公立)90.91%
静岡県立大学(公立)93.24%
名古屋市立大学(公立)96.55%
山陽小野田市立山口東京理科大学(公立)100.00%
和歌山県立医科大学(公立)データなし(第1期生の卒業前)

※ 割合の分母は、2024年度の卒業者です。国立の値は、14校それぞれの割合の単純平均です(当チャンネルの計算)。公立は校数が少ないため、平均を出さず各校の値を示しています。

※ 和歌山県立医科大学は2021年度開設で、卒業生がまだいません。

出典:文部科学省「薬学部における修学状況等」令和7年度調査(2026年1月公表)

私立とは対象が違うので、参考の値として見てください。

ストレート合格率との関係

卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が高い大学ほど、ストレート合格率も高い傾向があります。私立55校で見ると、相関係数は0.809でした。

ストレート合格率は、入学した人のうち、6年で卒業して、その年の薬剤師国家試験に合格した人の割合です。文部科学省の資料では「標準修業年限での国家試験合格率」と呼ばれています。ここでは、2019年度に入学した人の、第110回の値を使います。今回の「6年で卒業した人」と、同じ学年です。

ストレート合格率に数えられるのは、6年で卒業した人だけです。そのため、2つはつながりのある数字です。

私立薬学部55校の散布図。横軸は卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合、縦軸はストレート合格率(第110回・入学した人が分母)。相関係数は0.809。日本薬科大学(80.90%、21.6%)にだけラベルを付けている

傾向から外れる大学もある

ただし、この傾向から外れる大学もあります。たとえば、日本薬科大学は、卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合が80.90%ですが、ストレート合格率は21.6%でした。

日本薬科大学 値
卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合80.90%
ストレート合格率・第110回(入学した人が分母)21.6%
2019年度に入学した人250人
そのうち6年で卒業した人72人

2019年度に入学した250人のうち、6年で卒業したのは72人です。残りには、途中で退学した人も、まだ在籍している人も入ります。

卒業した人を分母にすると高い大学でも、入学した人から見ると、違う数字になることがあります。この割合は、入学した人数や、ストレート合格率とあわせて見てください。

※ ストレート合格率は第110回(2019年度入学)の単年の値です。第1〜3弾の記事の3年平均(第108〜110回)とは、対象の回が違います。

出典:文部科学省「薬学部における修学状況等」令和7年度調査(2026年1月公表)

ストレート合格率の大学ごとの順位は、ストレート合格率の上位5選の記事で、新卒合格率との違いは、新卒合格率だけで薬学部を選んではいけない理由の記事で紹介しています。

この記事の数字の見方(対象・出典)

  • 出典:文部科学省「薬学部における修学状況等」令和7年度調査(2026年1月公表)の「2024年度卒業者 入学年度別分布(6年制)」です
  • 対象:2024年度に6年制の薬学部を卒業した人の、1年分です。4年制課程と、編入学した人は含みません。これまでの記事のような、何年分かの平均ではありません
  • 1年分にした理由:令和5・6年度の調査は、編入学した人を含んでいて、定義が違うためです。定義の違う年をまたいで平均することはしていません
  • 卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合:入学年度別分布の「2019年度」欄の人数を、「計」(2024年度の卒業者)で割った値です。7年・8年・その他も、同じく卒業した人が分母です。小数第2位までで示しています
  • 比べる大学:私立56校のうち、奥羽大学を除いた55校で、順位と平均を出しています(同じ値は同じ順位)
  • 平均:55校の割合の単純平均(74.98%)と、人数を合わせた値(77.71%)は、別の数字です。混ぜて使っていません
  • 国立・公立:参考値として別に示し、私立の順位には入れていません

よくある疑問

Q. 「その他」は、何年かかった人ですか?

入学した年度が、2019年度・2018年度・2017年度のどれにも当てはまらない人です。文部科学省の表には、「その他」の中身の説明はありません。2017年度より前に入学した人、つまり9年以上かかった人と考えられます。

Q. 奥羽大学が表に無いのはなぜですか?

公表データに食い違いがあるためです。文部科学省の表の卒業者数が、大学が公表している卒業者数と大きく食い違っていて、どちらが正しいかをこの記事では判断できません。そのため、順位と平均から外しています。

Q. ストレート合格率の記事と、大学の並びが違うのはなぜですか?

見ている数字が違うためです。この記事は、卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合です。ストレート合格率は、入学した人のうち、6年で卒業して国家試験に合格した人の割合です。分母も、数える人も違うので、並びが一致しない大学があります。

まとめ

  • 2024年度に私立の薬学部(55校)を卒業した8,316人のうち、約5人に1人は、卒業までに6年を超えていました
  • 卒業した人のうち、6年で卒業した人の割合は、大学によって97.18%から42.99%まで幅があります。6年を超えて卒業した人が、卒業した人の半分を超える大学が、5校ありました
  • この数字の分母は、卒業した人です。退学した人は入らないので、入学した人数や、ストレート合格率とあわせて見てください

このあとの記事でも、6年次の卒業留年率や、長期在籍者の割合など、6年で卒業できなかった人に関わる数字を、続けて取り上げていく予定です。

入学前に知っておいてほしいこと

6年制に入学したからといって、全員が6年で卒業しているわけではありません。

留年すると、学費と生活費だけでも1年で数百万円かかります。さらに、働き始めるのが1年遅れ、将来の収入が1年分失われると考えると、損失の合計はもっと大きくなります。

そのうえで、毎日の学習の積み重ねが、国家試験へつながる道だと、薬学部受験情報館は考えています。入学はゴールではなく、スタートです。この記事が、そのスタートを切る前の準備に役立てばうれしいです。

動画でも解説しています

この記事の内容は、YouTubeの動画でも解説しています。

前回までの動画と記事は、こちらです。

6年生のうち、その年度に卒業できなかった人の割合(卒業留年率)は、次の第7弾の記事で紹介しています。

Profile
シカラボ(shika-lab)
シカラボ(shika-lab)
公式データで薬学部を分析
薬学部受験情報館を運営しているシカラボです。 教育機関で10年以上、歯学部のデータを扱ってきました。 その方法で、入学者を分母にしたストレート合格率・退学率など、見落とされやすい指標を、厚生労働省・文部科学省・各大学公式サイトの一次資料から分析しています。
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