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薬学部の学費ランキング|6年間で最大596万円の差

薬学部受験情報館

私立の薬学部に6年間通うと、学費はいくらかかるのでしょうか。

私立の薬学部59学部の6年間の学費を、各大学が公表している資料から、当チャンネルで集計しました。59学部の平均は1,209.8万円です。いちばん高い大学は1,556万円、いちばん安い大学は960万円で、同じ6年制の薬学部でも、596万円の差がありました。

この記事でいう「6年間の学費」は、入学金・授業料・施設費・教育充実費・実験実習費など、大学が学費として定め、全員が払う費用を、1年生から6年生まで足した額です(当チャンネルの集計)。諸会費や教科書代、生活費は入っていません。

これまでの記事では、ストレート合格率や退学率など、大学に入ったあとの数字を見てきました。この記事は、その前の、入学するときに考える学費の話です。

薬学部を目指す受験生と保護者のかたに向けて、私立59学部の全順位を、学年ごとの額、資料の年度、実務実習の費用の扱いとあわせて紹介します。

この記事の要点

  • 私立59学部の6年間の学費(当チャンネルの集計)は、単純平均が1,209.8万円、中央値が1,204万円です
  • いちばん高い大学といちばん安い大学の差は、596万円でした
  • いちばん多い金額帯は1,200万円台(24学部)で、多くの大学が1,100万円台と1,200万円台に集まっています
  • 5年生の実務実習の費用は、学費に含める大学・大学が負担する大学・別に集める大学があり、扱いは大学ごとに違います
  • 学費とストレート合格率は、両方の値がある54学部で見ると、ある程度そろっています(相関係数0.406)。ただ、大学ごとのばらつきは大きいです

目次

  1. この記事の「6年間の学費」|入れたもの・入れていないもの
  2. 私立59学部の全体像|平均1,209.8万円
  3. 6年間の学費が高い私立大学(1〜10位)
  4. 6年間の学費が安いほうの私立大学(50〜59位)
  5. 私立59学部の全順位(6年間の学費が高い順)
  6. 学費だけで、大学は判断できない
  7. 実務実習の費用の扱いは、大学ごとに違う
  8. 金額帯の分布
  9. 学費とストレート合格率の関係
  10. よくある疑問
  11. まとめ
  12. データ出典と数字の見方
  13. 動画でも解説しています

この記事の「6年間の学費」|入れたもの・入れていないもの

この記事の「6年間の学費」は、大学が学費として定め、その学年の全員が払う費用を、1年生から6年生まで足した額です。大学ごとに費目をそろえて足した、当チャンネルの集計です。

区分 中身
入れたもの入学金・授業料・施設費・教育充実費・実験実習費など(名前は大学ごとに違います)
入れていないもの諸会費(後援会・同窓会・学友会など)・大学がほかの団体の代わりに集めるお金(委託徴収金)・教科書や教材・保険・寮費・任意の寄付・生活費
入れていないもの別建ての共用試験や国家試験の対策費・受験料
入れていないもの別に徴収される実務実習費(5年生の病院・薬局での実習の費用。扱いは大学ごとに違います)

実際に払う金額は、これより多くなります。

また、特待生の制度で学費が安くなる大学もありますが、この記事では、一般の学生の額で比べています。

大学が公表している「6年間の合計」と違うことがある

大学によっては、6年間の合計額を自分で公表しています。ただ、大学の合計には、諸会費などが含まれていることがあります。この記事では、費目をそろえて足し直したため、大学が公表している合計と違う大学があります。

資料の年度

金額は、各大学で見つかった、いちばん新しい資料の額です。2027年度に入学する人の額が多いですが、2026年度の額や、年度が書かれていない資料の大学もあります。

資料の年度 学部数
2027年度入学34学部
2026年度入学(2027年度の額は未公表)13学部
年度の記載なし12学部
計59学部

※ 2026年9月に、各大学の公式サイトで確認した資料です。各学部の年度は、全順位の表に載せています。

※ 6年間の学費は、各大学が示している学年ごとの額を足したものです。在学中に学費が改定される場合があります。

※ 最新の学費は、各大学の公式サイトでご確認ください。

比べる学部

比べるのは、私立の薬学部59学部です。どれも6年制の課程の学費です。

  • 開設が新しい5学部(湘南医療大学・岐阜医療科学大学・国際医療福祉大学の成田薬学部と福岡薬学部・順天堂大学)も含めています
  • 医療創生大学(2026年度から)・姫路獨協大学(2025年度から)は薬学部の学生募集を停止しており、城西国際大学は2027年度から停止すると発表しているため、この記事の対象に含めていません
  • 徳島文理大学は2つ、国際医療福祉大学は3つの薬学部を別々に数えています

私立59学部の全体像|平均1,209.8万円

6年間の学費を、59学部で単純に平均すると、1,209.8万円でした。1学部を1つとして数えた平均です。

項目 6年間の学費
59学部の単純平均1,209.8万円(12,097,692円)
中央値(高い順に並べたときの真ん中の値)1,204万円(12,040,000円)
いちばん高い大学1,556万円(15,560,000円)
いちばん安い大学960万円(9,600,000円)
いちばん高い大学と安い大学の差596万円(5,960,000円)

※ 当チャンネルの集計・計算です。平均は、1学部を1つとして数えた単純平均です。

1年目の額だけでは、6年間の学費は分からない

6年間で比べるのには、理由があります。1年目と、2年目からの額が違う大学があるからです。

大学 1年次(入学金を含む) 2年次 3年次 4年次 5年次 6年次 6年間の学費
福岡大学1,870,0002,105,0002,105,0002,105,0002,105,0002,105,00012,395,000
近畿大学2,472,0002,252,0002,282,0002,312,0002,342,0002,372,00014,032,000

※ 単位:円。当チャンネルの集計です。

たとえば福岡大学は、入学金を含めた1年目が187万円で、2年目からは1年あたり210.5万円と、1年目より高くなります。

近畿大学は、2年目の225.2万円から、学年が上がるごとに額が上がり、6年目は237.2万円です。

大学を比べるときは、1年目の額だけでなく、6年間の合計で見てください。

6年間の学費が高い私立大学(1〜10位)

6年間の学費がいちばん高かったのは、慶應義塾大学の1,556万円です。上位10学部は次のとおりです。

順位 大学 6年間の学費 資料の年度 実務実習費の扱い
1位慶應義塾大学1,556万円2026年度記載なし
2位立命館大学1,438.1万円2027年度記載なし
3位近畿大学1,403.2万円2027年度記載なし
4位東京理科大学1,366万円2027年度別に徴収することがある(額なし)
5位愛知学院大学1,350万円2027年度学費に含む
6位同志社女子大学1,346万円2027年度学費に含む
7位帝京大学1,317.8万円2027年度記載なし
8位新潟薬科大学1,300万円記載なし記載なし
9位北里大学1,290万円2027年度記載なし
10位武蔵野大学1,284.7万円2026年度記載なし

※ 私立59学部中の順位です(6年間の学費が高いほど上位)。6年間の学費は当チャンネルの集計です。

※ 慶應義塾大学は、2年次以降の学費がスライド制で毎年改定されるため、2026年度の額(入学金200,000円+年額2,560,000円×6年)で計算しています。

※ 新潟薬科大学は、2027年4月に「新潟科学大学」へ名称を変更する予定です。

  • 1位 慶應義塾大学:1,556万円
  • 2位 立命館大学:1,438.1万円
  • 3位 近畿大学:1,403.2万円
  • 4位 東京理科大学:1,366万円
  • 5位 愛知学院大学:1,350万円

1,400万円を超えるのは、ここまでの3学部です。

表の「実務実習費の扱い」は、「実務実習の費用の扱いは、大学ごとに違う」でくわしく見ます。

6年間の学費が安いほうの私立大学(50〜59位)

次に、6年間の学費が安いほうの10学部です。

順位 大学 6年間の学費 資料の年度 実務実習費の扱い
50位安田女子大学1,124万円2027年度別に徴収する(額あり)
51位奥羽大学1,120万円2027年度大学負担・徴収しない
51位京都薬科大学1,120万円2027年度記載なし
51位大阪医科薬科大学1,120万円2026年度大学負担・徴収しない
54位就実大学1,108万円2027年度別に徴収する(額あり)
55位湘南医療大学1,047万円2027年度記載なし
56位国際医療福祉大学(薬学部・大田原)990万円2027年度記載なし
56位国際医療福祉大学(成田薬学部)990万円2027年度記載なし
56位国際医療福祉大学(福岡薬学部)990万円2027年度記載なし
59位九州医療科学大学960万円2027年度記載なし

※ 私立59学部中の順位です。同じ額は同じ順位にしています(51位と56位に同じ額の学部が並ぶため、52・53位と57・58位はありません)。

※ 国際医療福祉大学(大田原・成田・福岡)は、一般入学者の初年度1,750,000円、2年次以降1,630,000円、6年間の合計9,900,000円です。成田薬学部・福岡薬学部の海外保健福祉事情の積立金は入れていません。

※ 徳島文理大学は2つ、国際医療福祉大学は3つの薬学部を別々に数えています。

  • 55位 湘南医療大学:1,047万円
  • 56位 国際医療福祉大学(大田原・成田・福岡の3つの薬学部):990万円
  • 59位 九州医療科学大学:960万円

1,000万円を下回るのは、国際医療福祉大学の3つの薬学部と、九州医療科学大学の4学部です。

上位10学部と、安いほうの10学部を並べると、次のとおりです。

図1:私立薬学部の6年間の学費(当チャンネルの集計)。高い順の1〜10位と50〜59位。1位 慶應義塾大学1,556万円から10位 武蔵野大学1,284.7万円、50位 安田女子大学1,124万円から59位 九州医療科学大学960万円。59学部の単純平均は1,209.8万円

私立59学部の全順位(6年間の学費が高い順)

私立59学部すべての6年間の学費を、高い順に並べます。志望校の値を確かめるときに使ってください。資料の年度と、実務実習の費用の扱いも載せています。

順位 大学 6年間の学費 資料の年度 実務実習費の扱い
1位慶應義塾大学1,556万円2026年度記載なし
2位立命館大学1,438.1万円2027年度記載なし
3位近畿大学1,403.2万円2027年度記載なし
4位東京理科大学1,366万円2027年度別に徴収することがある(額なし)
5位愛知学院大学1,350万円2027年度学費に含む
6位同志社女子大学1,346万円2027年度学費に含む
7位帝京大学1,317.8万円2027年度記載なし
8位新潟薬科大学1,300万円記載なし記載なし
9位北里大学1,290万円2027年度記載なし
10位武蔵野大学1,284.7万円2026年度記載なし
11位昭和薬科大学1,271万円2026年度学費に含む
12位武庫川女子大学1,270.3万円2027年度記載なし
13位順天堂大学1,270万円2027年度記載なし
13位日本大学1,270万円2027年度大学負担・徴収しない
13位鈴鹿医療科学大学1,270万円2027年度大学負担・徴収しない
16位城西大学1,262.6万円2026年度別に徴収することがある(額なし)
17位帝京平成大学1,253万円2027年度記載なし
18位金城学院大学1,251.2万円2027年度記載なし
19位岐阜医療科学大学1,250万円2027年度記載なし
19位名城大学1,250万円2026年度記載なし
21位東邦大学1,248万円2027年度記載なし
22位明治薬科大学1,242万円2026年度記載なし
23位東北医科薬科大学1,240万円2027年度記載なし
23位横浜薬科大学1,240万円2026年度学費に含む
23位神戸薬科大学1,240万円記載なし記載なし
26位福岡大学1,239.5万円2026年度記載なし
27位摂南大学1,234万円2027年度記載なし
28位日本薬科大学1,230万円記載なし大学負担・徴収しない
29位広島国際大学1,206万円2027年度記載なし
30位東京薬科大学1,204万円記載なし学費に含む
31位北陸大学1,202万円2027年度記載なし
32位昭和医科大学1,200万円2026年度記載なし
33位星薬科大学1,198万円2027年度別に徴収することがある(額なし)
34位崇城大学1,190万円記載なし記載なし
35位長崎国際大学1,186万円2027年度別に徴収する(額あり)
36位千葉科学大学1,182万円2027年度記載なし
37位高崎健康福祉大学1,181万円記載なし記載なし
38位第一薬科大学1,176万円2026年度別に徴収する(額あり)
39位北海道医療大学1,170万円記載なし記載なし
40位岩手医科大学1,165万円記載なし記載なし
41位神戸学院大学1,162万円2026年度記載なし
41位徳島文理大学(薬学部・徳島)1,162万円記載なし学費に含む
41位徳島文理大学(香川薬学部)1,162万円記載なし学費に含む
44位兵庫医科大学1,160万円記載なし記載なし
45位北海道科学大学1,150万円2027年度記載なし
45位福山大学1,150万円記載なし大学負担・徴収しない
45位松山大学1,150万円2026年度別に徴収する(額あり)
48位青森大学1,142万円2027年度記載なし
49位大阪大谷大学1,126万円2027年度別に徴収する(額あり)
50位安田女子大学1,124万円2027年度別に徴収する(額あり)
51位奥羽大学1,120万円2027年度大学負担・徴収しない
51位京都薬科大学1,120万円2027年度記載なし
51位大阪医科薬科大学1,120万円2026年度大学負担・徴収しない
54位就実大学1,108万円2027年度別に徴収する(額あり)
55位湘南医療大学1,047万円2027年度記載なし
56位国際医療福祉大学(薬学部・大田原)990万円2027年度記載なし
56位国際医療福祉大学(成田薬学部)990万円2027年度記載なし
56位国際医療福祉大学(福岡薬学部)990万円2027年度記載なし
59位九州医療科学大学960万円2027年度記載なし

私立59学部の単純平均:1,209.8万円

※ 6年間の学費=入学金・授業料・施設費・教育充実費・実験実習費など、大学が学費表で定め、その学年の全員に定額で課す費用の、1〜6年次の合計です(名前は大学ごとに違います・当チャンネルの集計)。一般の学生の額で、特待生・奨学生の減免は入れていません。

※ 諸会費・委託徴収金・後援会などの会費・教科書や教材・保険・寮費・任意の寄付・生活費は入っていません。別建ての共用試験や国家試験の対策費・受験料、別に徴収される実務実習費も入れていません。実際に払う金額は、これより多くなります。

※ 大学が公表している6年間の合計と、金額が違う大学があります(大学の合計には諸会費などが含まれていることがあるため)。

※ 順位=私立59学部中の順位です(6年間の学費が高いほど上位・同じ額は同じ順位)。

※ 資料の年度=各大学で見つかった、いちばん新しい資料の入学年度です(2026年9月の確認時点)。2027年度入学34学部/2026年度入学(2027年度の額は未公表)13学部/年度の記載なし12学部。

※ 6年間の学費は、各大学が示している学年ごとの額を足したものです。在学中に学費が改定される場合があります。最新の学費は、各大学の公式サイトでご確認ください。

※ 実務実習費の扱い=5年生の病院・薬局での実務実習の費用について、各大学の学費の資料に書かれていることを5つに分けたものです。「記載なし」は、学費のページに書かれていないという意味で、徴収しないという意味ではありません。

※ 医療創生大学(2026年度から)・姫路獨協大学(2025年度から)は薬学部の学生募集を停止しており、城西国際大学は2027年度から停止すると発表しているため、対象に含めていません。

※ 徳島文理大学は2つ、国際医療福祉大学は3つの薬学部を別々に数えています。

※ 慶應義塾大学は、2年次以降の学費がスライド制で毎年改定されるため、2026年度の額(入学金200,000円+年額2,560,000円×6年)で計算しています。

※ 国際医療福祉大学(大田原・成田・福岡)は、一般入学者の初年度1,750,000円、2年次以降1,630,000円、6年間の合計9,900,000円です。成田薬学部・福岡薬学部の海外保健福祉事情の積立金は入れていません。

※ 新潟薬科大学は、2027年4月に「新潟科学大学」へ名称を変更する予定です。

学年ごとの額(全59学部)

学年ごとの額も載せます。1年次は入学金を含みます。2〜6年次で額が変わる大学は、2年次から順に並べています。

順位 大学 1年次(入学金を含む) 2〜6年次(年額) 6年間の学費
1位慶應義塾大学2,760,0002,560,00015,560,000
2位立命館大学2,396,8002,396,80014,380,800
3位近畿大学2,472,0002,252,000/2,282,000/2,312,000/2,342,000/2,372,00014,032,000
4位東京理科大学2,485,0002,235,00013,660,000
5位愛知学院大学2,300,0002,200,000/2,200,000/2,200,000/2,300,000/2,300,00013,500,000
6位同志社女子大学2,240,0002,244,00013,460,000
7位帝京大学2,503,0002,135,00013,178,000
8位新潟薬科大学2,250,0002,150,00013,000,000
9位北里大学2,400,0002,100,00012,900,000
10位武蔵野大学2,156,0002,123,000/2,124,000/2,128,000/2,188,000/2,128,00012,847,000
11位昭和薬科大学2,410,0002,060,00012,710,000
12位武庫川女子大学2,123,0002,116,00012,703,000
13位順天堂大学2,350,0002,050,000/2,050,000/2,080,000/2,100,000/2,070,00012,700,000
13位日本大学2,450,0002,050,00012,700,000
13位鈴鹿医療科学大学2,200,0002,100,00012,700,000
16位城西大学2,271,0002,071,00012,626,000
17位帝京平成大学2,380,0002,030,00012,530,000
18位金城学院大学2,252,0002,052,00012,512,000
19位岐阜医療科学大学2,250,0002,050,00012,500,000
19位名城大学2,200,0002,000,000/2,000,000/2,000,000/2,300,000/2,000,00012,500,000
21位東邦大学2,230,0002,050,00012,480,000
22位明治薬科大学2,320,0002,020,00012,420,000
23位東北医科薬科大学2,400,0002,000,00012,400,000
23位横浜薬科大学2,350,0002,010,00012,400,000
23位神戸薬科大学2,400,0002,000,00012,400,000
26位福岡大学1,870,0002,105,00012,395,000
27位摂南大学2,140,0002,040,00012,340,000
28位日本薬科大学2,300,0002,000,00012,300,000
29位広島国際大学2,060,0002,000,00012,060,000
30位東京薬科大学2,340,0001,940,00012,040,000
31位北陸大学2,170,0001,970,00012,020,000
32位昭和医科大学2,000,0002,000,00012,000,000
33位星薬科大学2,330,0001,930,00011,980,000
34位崇城大学1,900,0002,000,00011,900,000
35位長崎国際大学1,960,0001,980,00011,860,000
36位千葉科学大学2,170,0001,930,00011,820,000
37位高崎健康福祉大学2,110,0001,940,00011,810,000
38位第一薬科大学1,960,0001,960,00011,760,000
39位北海道医療大学1,950,0001,950,00011,700,000
40位岩手医科大学2,175,0001,895,00011,650,000
41位神戸学院大学2,095,0001,905,00011,620,000
41位徳島文理大学(薬学部・徳島)2,270,0001,870,00011,620,000
41位徳島文理大学(香川薬学部)2,270,0001,870,00011,620,000
44位兵庫医科大学2,100,0001,900,00011,600,000
45位北海道科学大学1,750,0001,950,00011,500,000
45位福山大学2,000,0001,900,00011,500,000
45位松山大学2,000,0001,900,00011,500,000
48位青森大学2,070,0001,870,00011,420,000
49位大阪大谷大学2,210,0001,810,00011,260,000
50位安田女子大学1,940,0001,860,00011,240,000
51位奥羽大学1,700,0001,900,00011,200,000
51位京都薬科大学2,200,0001,800,00011,200,000
51位大阪医科薬科大学2,200,0001,800,00011,200,000
54位就実大学1,780,0001,860,00011,080,000
55位湘南医療大学2,020,0001,690,00010,470,000
56位国際医療福祉大学(薬学部・大田原)1,750,0001,630,0009,900,000
56位国際医療福祉大学(成田薬学部)1,750,0001,630,0009,900,000
56位国際医療福祉大学(福岡薬学部)1,750,0001,630,0009,900,000
59位九州医療科学大学1,800,0001,500,000/1,500,000/1,500,000/1,800,000/1,500,0009,600,000

※ 単位:円。当チャンネルの集計です。「2〜6年次(年額)」が1つの値の大学は、2〜6年次の5年間とも同じ額です。

※ 慶應義塾大学の2〜6年次は、2026年度の額(年額2,560,000円)です。スライド制のため、実際の額は毎年変わります。

※ 九州医療科学大学の5年次には、学費とともに徴収される実験実習費300,000円が入っています。

※ 武庫川女子大学の2〜6年次の教育充実費には、大学の資料で「薬剤師国家試験対策費を含む」とされている額が入っています(別の費目ではないため)。

※ 昭和薬科大学の卒業実習教育経費、京都薬科大学の卒業研究・演習費は、学費表とは別の費用のため入れていません。

学費だけで、大学は判断できない

ここまで、高い大学も、安い大学も、名前と金額で見てきました。

学費が高いからといって、教育の質が高いというわけではありません。学費が安いからといって、教育の質が低いというわけでもありません。

学費だけで、大学を判断することはできません。

実務実習の費用の扱いは、大学ごとに違う

ランキングを見るときに、知っておいてほしいことがあります。5年生で病院と薬局に実習に行く、実務実習の費用の扱いが、大学ごとに違うことです。

実務実習の費用は、学費に含めている大学、大学が負担する大学、別に集める大学があります。この記事の順位では、実務実習の費用を、別に足してはいません。

  • 学費に含めている大学は、その分が、6年間の学費に入っています
  • 別に集める大学では、6年間に払う額が、この記事の金額より増えます
  • 学費のページに、扱いが書かれていない大学もあります
実務実習費の扱い 学部数
学費に含む7学部
大学負担・徴収しない6学部
別に徴収する(額あり)6学部
別に徴収することがある(額なし)3学部
記載なし37学部
計59学部
図2:実務実習費の扱い(私立59学部)。学費に含む7学部、大学負担・徴収しない6学部、別に徴収する(額あり)6学部、別に徴収することがある(額なし)3学部、記載なし37学部

「記載なし」以外の22学部は、次のとおりです。

実務実習費の扱い 大学(6年間の学費の順位)
学費に含む愛知学院大学(5位)・同志社女子大学(6位)・昭和薬科大学(11位)・横浜薬科大学(23位)・東京薬科大学(30位)・徳島文理大学(薬学部・徳島)(41位)・徳島文理大学(香川薬学部)(41位)
大学負担・徴収しない日本大学(13位)・鈴鹿医療科学大学(13位)・日本薬科大学(28位)・福山大学(45位)・奥羽大学(51位)・大阪医科薬科大学(51位)
別に徴収する(額あり)長崎国際大学(35位)・第一薬科大学(38位)・松山大学(45位)・大阪大谷大学(49位)・安田女子大学(50位)・就実大学(54位)
別に徴収することがある(額なし)東京理科大学(4位)・城西大学(16位)・星薬科大学(33位)

※ 各大学の学費の資料に書かれていることで分けています。「別に徴収する(額あり)」の大学が示している額は、大学の資料で「実績」「程度」とされているものが多く、この記事では金額を載せていません。

※ 「記載なし」は、学費のページに書かれていないという意味です。徴収しないという意味ではありません。

※ 実務実習の費用の扱いは、志望する大学に確かめてください。

なお、名前が似ている「実験実習費」は、大学が学費表で定めている費目なので、この記事では6年間の学費に入れています。上の5つの区分は、学費の資料に「実務実習」の費用として書かれていることで分けたものです。

金額帯の分布

59学部を金額帯に分けると、いちばん多いのは1,200万円台で、24学部でした。

図3:私立薬学部59学部の6年間の学費の分布(当チャンネルの集計)。1,400万円以上3学部、1,300万円台5学部、1,200万円台24学部、1,100万円台22学部、1,000万円台1学部、1,000万円未満4学部。59学部の単純平均は1,209.8万円、中央値は1,204万円
6年間の学費 学部数
1,400万円以上3学部
1,300万円台5学部
1,200万円台24学部
1,100万円台22学部
1,000万円台1学部
1,000万円未満4学部
計59学部

※ 6年間の学費は当チャンネルの集計です。

2番目に多いのは1,100万円台で、22学部です。多くの大学が、1,100万円台と1,200万円台に集まっています。

一方で、1,400万円以上は3学部、1,000万円を下回るのは4学部です。上と下では、大きな差があります。

学費とストレート合格率の関係

ここで、学費と、ストレート合格率の関係を見ます。

ストレート合格率は、入学した人のうち、6年で卒業して、その年度の国家試験に合格した人の割合です(文部科学省の名称は「標準修業年限での国家試験合格率」)。ここでは、第108〜110回の国家試験の3年平均を使います。私立の順位は、ストレート合格率の記事で紹介しています。

両方の値がある54学部で見る

開設が新しい5学部(湘南医療大学・岐阜医療科学大学・国際医療福祉大学の成田薬学部と福岡薬学部・順天堂大学)は、第108〜110回の時点では、まだ卒業生がいなかったため、ストレート合格率がありません。

そこで、学費の59学部のうち、学費とストレート合格率の両方の値がある54学部で見ます。

54学部で見ると、学費の高い・安いと、ストレート合格率の高い・低いは、ある程度そろっていて、相関係数は0.406でした。ただ、点は大きく散らばっています。

図4:6年間の学費とストレート合格率の散布図(両方の値がある54学部)。横軸は6年間の学費(当チャンネルの集計)、縦軸はストレート合格率(第108〜110回の3年平均)。1つの点が1つの薬学部。相関係数は0.406で、点は大きく散らばっている

相関係数は−1から1までの値をとり、1に近いほど、「一方が高いほど、もう一方も高い」という関係がはっきりしていることを表します。

学費が高い10学部と、安い12学部

54学部の中から、学費が高いほうの10学部と、安いほうの12学部を選び、ストレート合格率を並べました。安いほうは、10番目に同じ額の学部が3つ並ぶため、12学部です。

学費の順位 学費が高い10学部 6年間の学費 ストレート合格率(3年平均)
1位慶應義塾大学1,556万円77.00%
2位立命館大学1,438.1万円68.67%
3位近畿大学1,403.2万円73.70%
4位東京理科大学1,366万円72.30%
5位愛知学院大学1,350万円55.00%
6位同志社女子大学1,346万円65.17%
7位帝京大学1,317.8万円58.30%
8位新潟薬科大学1,300万円41.73%
9位北里大学1,290万円81.67%
10位武蔵野大学1,284.7万円70.07%
—10学部の単純平均—66.36%
学費の順位 学費が安い12学部 6年間の学費 ストレート合格率(3年平均)
45位北海道科学大学1,150万円52.10%
45位福山大学1,150万円59.27%
45位松山大学1,150万円40.07%
48位青森大学1,142万円30.20%
49位大阪大谷大学1,126万円30.90%
50位安田女子大学1,124万円59.53%
51位奥羽大学1,120万円38.93%
51位京都薬科大学1,120万円75.70%
51位大阪医科薬科大学1,120万円69.13%
54位就実大学1,108万円52.57%
56位国際医療福祉大学(薬学部・大田原)990万円53.47%
59位九州医療科学大学960万円40.63%
—12学部の単純平均—50.21%

※ 学費の順位は、私立59学部中の順位です。ストレート合格率は第108〜110回の3年平均です(文部科学省「薬学部における修学状況等」令和5〜7年度調査の公表値の単純平均・当チャンネルの計算)。

※ 両方の値がある54学部の中から、学費の高い順・安い順に10番目までを選び、10番目と同じ額の学部はすべて入れました。安いほうは、10番目(45位)に北海道科学大学・福山大学・松山大学の3学部が同じ額で並ぶため、12学部です。

※ 単純平均は、1学部を1つとして数えた平均です(当チャンネルの計算)。

※ 大学名は現在の名称です。統合・名称変更の前の大学に入学した人を含みます。

学費が高い10学部の、ストレート合格率の単純平均は66.36%、学費が安い12学部では50.21%でした。

ただ、学費が高い10学部の中にも、ストレート合格率が40%台の大学があり、学費が安い12学部の中にも、70%台の大学があります。

私立56校の平均(参考)

これまでの記事で使ってきた、ストレート合格率の私立56校の単純平均は54.34%です(図4の点線)。

この56校には、この記事の学費ランキングでは対象外にした、募集停止の2校(医療創生大学・城西国際大学)が入っています。一方で、開設が新しい5学部は入っていません。そのため、この記事の54学部の平均ではありません。

並べただけで、理由を示すものではない

これは、それぞれの大学が公表している学費をもとにした金額と、過去に入学した人たちのストレート合格率を、並べただけです。学費が高いから、ストレート合格率が高くなる、ということを示すものではありません。

大学を選ぶときは、学費だけでなく、ストレート合格率もあわせて見てください。

よくある疑問

Q. 大学のサイトに載っている「6年間の合計」と金額が違うのはなぜですか?

この記事では、大学ごとに費目をそろえて足し直しているためです。大学が公表している合計には、諸会費などが含まれていることがあります。この記事の6年間の学費は、入学金・授業料・施設費・教育充実費・実験実習費など、大学が学費表で定め、全員が払う費用だけを足した、当チャンネルの集計です。

Q. ほかのサイトや本と金額が違うのはなぜですか?

学費の金額は、何年度に入学する人の額か、どこまでの費用を含めるかで変わります。

  • 入学年度:大学は学費を見直すことがあります。そのため、何年度に入学する人の額かによって、金額が変わります
  • 含める費用:後援会費・学友会費などの諸会費、卒業研究などの費用、実務実習の費用を含めるかどうかで、合計が変わります

この記事の6年間の学費は、各大学の公式サイトで見つかった、いちばん新しい学費表(2026年度・2027年度入学など)から、この記事の定義に合う費目だけを足した、当チャンネルの集計です。大学ごとの年度は、全順位の表の「資料の年度」の列に載せています。

そのため、会費まで含めた合計や、以前の年度の額とは、一致しないことがあります。

正式な金額は、必ず各大学の公式サイト(学費のページや学生募集要項)で確かめてください。

Q. 共用試験や国家試験の対策費は、6年間の学費に入っていますか?

大学によって分かれます。学費の中に含めている大学もあれば、学費とは別建てで集める大学もあります。

この記事では、学費とは別建てで集める対策費や受験料(兵庫医科大学・神戸学院大学など)は、6年間の学費に入れていません。一方、武庫川女子大学のように、教育充実費に国家試験対策費を含むと書かれている場合は、別の費目ではないため入れています。

Q. 実務実習費が「記載なし」の大学では、実務実習の費用はかからないのですか?

そうとは限りません。「記載なし」は、学費のページに実務実習の費用の扱いが書かれていない、という意味です。徴収しないという意味ではありません。志望する大学に、確かめてみてください。

Q. 特待生になれば、この金額より安くなりますか?

特待生の制度で学費が安くなる大学もあります。ただ、特待生は選ばれた人だけなので、この記事では、一般の学生の額で比べています。制度の中身は、各大学の公式サイトでご確認ください。

Q. 学費が高い大学ほど、ストレート合格率も高いのですか?

54学部で見ると、学費の高い・安いと、ストレート合格率の高い・低いは、ある程度そろっていました(相関係数0.406)。ただ、点は大きく散らばっていて、学費が高い10学部の中にも、ストレート合格率が40%台の大学があります。

この記事の数字は、学費とストレート合格率を並べただけで、学費が高いからストレート合格率が高くなる、ということを示すものではありません。

Q. 数字は変わりますか?

変わることがあります。学費は、大学が年度ごとに見直すことがあり、在学中に改定される場合もあります。新しい資料が公表されたら、この記事の数字を更新する予定です。最新の学費は、各大学の公式サイトでご確認ください。

まとめ

  • 私立59学部の6年間の学費(当チャンネルの集計)は、単純平均が1,209.8万円でした。いちばん高い大学と安い大学では、596万円の差があります
  • いちばん多いのは1,200万円台で、多くの大学が1,100万円台と1,200万円台に集まっています
  • 5年生の実務実習の費用は、学費に含める大学・大学が負担する大学・別に集める大学があり、扱いは大学ごとに違います
  • 学費の高い・安いと、ストレート合格率の高い・低いは、ある程度そろっていますが、大学ごとのばらつきは大きいです

大学を選ぶときは、学費だけでなく、ストレート合格率(私立56校の順位)もあわせて見てください。

入学前に知っておいてほしいこと

最後に、これから薬学部を目指すみなさんへ。

この記事で見た6年間の学費は、6年で卒業した場合の金額です。入学したからといって、6年で卒業できることが、約束されているわけではありません。

留年すると、学費と生活費だけでも1年で数百万円かかります。さらに、働き始めるのが1年遅れ、将来の収入が1年分失われると考えると、損失の合計はもっと大きくなります。

入学前に、学費とあわせて、ストレート合格率も見ておく意味は、ここにあります。

そのうえで、毎日の学習の積み重ねが、国家試験へつながる道だと、薬学部受験情報館は考えています。入学はゴールではなく、スタートです。この記事が、そのスタートを切る前の準備に役立てばうれしいです。

データ出典と数字の見方

  • 6年間の学費の出典:各大学の公式サイトに掲載されている学費の資料(学費のページ・学生納付金の表・募集要項など。2026年9月に取得)です
  • 6年間の学費の計算:入学金・授業料・施設費・教育充実費・実験実習費など、大学が学費表で定め、その学年の全員に定額で課す費用を、1〜6年次で足した額です。公式の学費表から、当チャンネルが学年ごとの額を書き写して集計しました(2人で照合)
  • 資料の年度:各大学で見つかった、いちばん新しい資料の入学年度です(2027年度>2026年度>年度の記載なし)
  • 順位:6年間の学費が高い順に1位です。同じ額は同じ順位にしています
  • 平均・中央値:59学部の6年間の学費の単純平均・中央値です(1学部を1つとして数えた値・当チャンネルの計算)
  • ストレート合格率:文部科学省「薬学部における修学状況等」令和5〜7年度調査の「標準修業年限での国家試験合格率」です。第108〜110回の3年平均(3回分の公表値の単純平均・当チャンネルの計算)です
  • 相関係数・学費の高い10学部と安い12学部の平均:両方の値がある54学部で計算しました(当チャンネルの計算)
  • 対象:私立の薬学部の6年制課程のみです。4年制課程(薬科学科など)と国公立は含みません
  • 正式な金額:正式な金額は、各大学の公式サイトでご確認ください

対象外にした大学

大学 理由
医療創生大学2026年度から薬学部の学生募集を停止
姫路獨協大学2025年度から薬学部の学生募集を停止
城西国際大学2027年度から薬学部の学生募集を停止すると発表

※ 開設が新しい5学部(湘南医療大学・岐阜医療科学大学・国際医療福祉大学の成田薬学部と福岡薬学部・順天堂大学)は、学費ランキングに含めています。ストレート合格率は、第108〜110回の時点では卒業生がいないため、ありません。

※ 徳島文理大学は2つ、国際医療福祉大学は3つの薬学部を別々に数えています。

大学名の表記

表の大学名は、現在の名称で載せています。ストレート合格率の表には、統合・名称変更の前の大学に入学した人を含みます。

動画でも解説しています

この記事の内容は、YouTubeの動画でも解説しています。

  • 動画:薬学部の学費ランキング|6年間で最大596万円の差
  • URL:https://youtu.be/K7R_HrX-yZU

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Profile
シカラボ(shika-lab)
シカラボ(shika-lab)
公式データで薬学部を分析
薬学部受験情報館を運営しているシカラボです。 教育機関で10年以上、歯学部のデータを扱ってきました。 その方法で、入学者を分母にしたストレート合格率・退学率など、見落とされやすい指標を、厚生労働省・文部科学省・各大学公式サイトの一次資料から分析しています。
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